よりそうこころの在宅クリニック

知的障害

当クリニックでは、訪問診療を中心として知的障害の診療を行っています。知的機能や適応能力の特性により、日常生活や対人関係、就労・就学などの場面で困難を抱えることがあります。また、不安やこだわり、感情のコントロールの難しさなどを伴う場合もあります。当クリニックでは、ご本人やご家族の困りごとに寄り添いながら、一人ひとりの特性に応じた支援や社会資源の活用を含めた診療を行い、安心して地域で生活できる環境づくりをサポートします。

知的障害とは

知的障害とは、発達期(おおむね18歳未満)に知的機能や適応能力の発達に遅れがみられ、日常生活や社会生活において支援を必要とする状態を指します。

知的障害のある方は、一人ひとり症状や特性が異なります。学習や理解に時間がかかることもあれば、コミュニケーションや金銭管理、対人関係などで困りごとを抱えることもあります。

近年では、子どもの頃に診断されず、大人になってから仕事や人間関係の困難をきっかけに診断を受けるケースも少なくありません。また、知的障害に加えて、不安障害やうつ病、発達障害などの精神疾患を併発することもあります。

「本人の努力不足」「性格の問題」と捉えられてしまうこともありますが、適切な支援や環境調整によって生活のしやすさを大きく改善できる可能性があります。困りごとを抱えている場合は、早めにご相談ください。

知的障害の主な特徴

知的障害では、知的機能だけでなく、日常生活を送るために必要な適応能力にも影響がみられます。

学習や理解の困難

新しいことを覚えるのに時間がかかったり、抽象的な説明を理解しにくかったりすることがあります。学校や職場で周囲との違いを感じ、自信を失ってしまうケースも少なくありません。

日常生活での困難

金銭管理やスケジュール管理、公共交通機関の利用など、日常生活に必要な判断や行動に支援が必要な場合があります。環境や支援体制によって困難さの程度は大きく異なります。

対人関係や社会生活の困難

相手の気持ちを理解することや、場面に応じた適切なコミュニケーションが難しいことがあります。その結果、学校や職場、人間関係でストレスを抱えることがあります。

こんな症状はありませんか

日常生活や社会生活の中で、以下のような困りごとや症状が続いていませんか?

  • 子どもの頃から勉強についていくのが難しかった
  • 人より物事を覚えるのに時間がかかる
  • 金銭管理や手続きが苦手で、周囲の支援が必要になる
  • 仕事の指示を理解するのに苦労することが多い
  • 予定管理や段取りを立てることが難しい
  • 対人関係で誤解やトラブルが起こりやすい
  • 周囲から「努力不足」と言われてつらい思いをしている
  • 不安や抑うつ症状を伴っている

当クリニックの治療方針

よりそうこころの在宅クリニックでは、知的障害そのものを治療するのではなく、ご本人やご家族が安心して生活できるよう支援を行っています。

精神症状への治療

知的障害のある方は、不安障害やうつ病、不眠症などの精神症状を併発することがあります。当クリニックでは、症状に応じて薬物療法や精神療法を組み合わせながら治療を行います。

環境調整・ご家族支援

生活上の困りごとを整理し、福祉サービスや支援機関との連携を行います。また、ご家族の負担軽減や対応方法についても一緒に考えていきます。

訪問診療・オンライン診療

医療機関への通院が難しい方や、慣れた環境で診察を受けたい方には訪問診療やオンライン診療にも対応しています。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も可能です。

→ 訪問診療について詳しくはこちら
→ オンライン診療について詳しくはこちら

よくあるご質問

Q. 知的障害は大人になってから診断されることもありますか?

A. はい、あります。子どもの頃には気づかれず、就職や一人暮らし、人間関係などで困りごとが増えたことをきっかけに診断へ至るケースも少なくありません。気になる症状がある場合は一度ご相談ください。

Q. 知的障害は治りますか?

A. 知的障害そのものを治す治療はありません。しかし、適切な支援や環境調整、必要に応じた医療的サポートによって、生活上の困難を軽減し、より安定した生活を送ることは可能です。

Q. 家族だけでも相談できますか?

A. はい、ご家族のみのご相談も可能です。ご本人への接し方や利用できる支援制度、受診の進め方などについてもご案内いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

記事監修医師

本 将昂院長

本 将昂 院長
精神保健指定医
日本専門医機構認定 精神科専門医

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