よりそうこころの在宅クリニック

不安障害

不安障害とは

不安や恐怖は誰もが感じる自然な感情ですが、その程度が強すぎたり、特定の状況がなくても続いたりすることで日常生活に支障をきたす状態を「不安障害」と呼びます。

「神経質なだけ」「気にしすぎ」と自己解決しようとして悪化するケースも多く、適切な診断と治療によって症状を改善できる疾患です。不安が続いてつらいと感じている場合は、早めにご相談ください。

不安障害の主な種類

不安障害にはいくつかの種類があり、それぞれ症状や現れ方が異なります。

パニック障害

突然、動悸・息苦しさ・めまい・震えなどの身体症状と強い恐怖感が同時に起こる「パニック発作」を繰り返す疾患です。発作そのものは数分〜数十分でおさまりますが、「またいつ起きるか」という予期不安から、外出や電車・人混みを避けるようになることがあります。

内科的な異常が見つからないにもかかわらず動悸や息苦しさが続く場合、パニック障害の可能性があります。

社交不安障害(社会不安障害)

人前で話す・電話をかける・食事をするといった場面で、強い緊張・赤面・声の震え・発汗などが生じ、その状況を避けるようになる疾患です。「恥ずかしがり屋」「内気な性格」として見過ごされやすいですが、仕事や対人関係に大きな支障をきたす場合は治療の対象となります。

全般性不安障害

特定の対象だけでなく、仕事・健康・家族・将来など、さまざまなことに対して慢性的に強い不安や心配が続く疾患です。頭痛・肩こり・疲れやすさといった身体症状を伴うことも多く、「なんとなくずっと不安」という訴えで受診される方が多くいます。

こんな症状はありませんか

  • 突然の動悸・息苦しさ・めまいに襲われることがある
  • 「また発作が起きるのでは」という恐怖から外出を控えるようになった
  • 人前に出ると極度に緊張し、赤面や声の震えが止まらない
  • 電話や会議など特定の場面を強く避けるようになった
  • 特に理由がないのに、漠然とした不安や心配が頭から離れない
  • 身体の緊張・頭痛・眠れない状態が慢性的に続いている

当クリニックの治療方針

よりそうこころの在宅クリニックでは、不安障害の種類と程度に応じて、以下の治療を組み合わせながら症状の改善を目指します。

薬物療法
SSRI などの抗うつ薬や、必要に応じて抗不安薬を処方します。パニック障害・社交不安障害・全般性不安障害のいずれにも有効な薬があり、症状や体質に合わせて丁寧に調整していきます。

認知行動療法(CBT)
不安を引き起こす考え方のクセに気づき、徐々に不安な場面に慣れていく練習を行う心理療法です。薬物療法と組み合わせることで、より安定した回復につながります。当クリニックでは、臨床心理士・公認心理士がご自宅またはオンラインで実施することができます。

訪問診療・オンライン診療
外出自体が不安の引き金になっている方には、医師がご自宅へ訪問する訪問診療、またはオンライン診療も対応しています。無理のない形で治療を続けていただけます。

よくあるご質問

Q. パニック発作が起きても内科では異常なしと言われました。精神科を受診すべきですか?

A. はい、一度ご相談ください。パニック障害では身体的な検査で異常が見つからないことが多く、内科での異常なしという結果はむしろ診断の手がかりになります。当クリニックでは必要に応じて血液検査も行い、身体疾患との鑑別を適切に実施しています。

Q. 人前が怖いのは性格の問題だと思っていました。治療で改善しますか?

A. 社交不安障害は性格ではなく、治療によって改善できる疾患です。薬物療法と認知行動療法を組み合わせることで、多くの方が症状の軽減を実感されています。「自分だけが過剰に緊張する」と感じている方は、ぜひご相談ください。

Q. 外出がつらくて通院できません。それでも診てもらえますか?

A. はい、対応しております。訪問診療・オンライン診療ともに対応しており、ご自宅にいながら診察・処方・心理療法を受けることが可能です。まずはお電話またはウェブからご連絡ください。

記事監修医師

本 将昂院長

本 将昂 院長
精神保健指定医
日本専門医機構認定 精神科専門医

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